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医師の転勤はいつまで続く?頻度や年収など確認しておきたいポイントを解説
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医師の転勤はいつまで続く?頻度や年収など確認しておきたいポイントを解説

更新日 :

医師の転勤・異動には、大学医局の人事による関連病院への派遣のほか、医療法人や病院グループ内での配置転換があります。

なかでも、大学医局に所属している場合は勤務先が変わる可能性があり、頻度や年収の変動、住まいの見通しなど、事前に確認しておきたいことも少なくありません。辞令が出てから慌てないためにも、あらかじめ全体像を把握しておくことが大切です。

本記事では、医局に所属する医師の転勤を中心に、なぜ転勤が多いのか、その理由や頻度について詳しく解説します。転勤を不安に感じている方や今後のキャリアについて悩んでいる方は、ぜひ最後までお読みください。

なお、転勤先の決まり方や断れるかどうかなど、医局人事の詳しい仕組みについては以下の記事で解説しています。ぜひあわせて参考にしてください。

医局人事の決まり方は?異動の時期や頻度、拒否できるのかを解説

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医師に転勤が多い理由

医師に転勤が多いのは、多くの医師が大学医局に所属しており、医局には所属医師を関連病院へ配置する人事権があるためです。医局は地域医療の維持や若手医師の育成などを目的に、大学病院や関連病院へ計画的に医師を派遣する仕組みを持っています。

医局に所属しない場合でも、法人規模が大きい病院やクリニックグループでは、系列内での異動が発生することがあります。

転勤の有無は勤務先ごとに異なるため、入職前の確認が欠かせません。医局に所属しない場合は、労働基準法により雇用契約時の労働条件明示が義務付けられているため、就業場所の変更範囲を契約内容から確認できます。

一方、医局人事では派遣先の病院と個別に契約を結ぶ形になるため、契約書だけでは将来の異動範囲まで読み取れない点に注意しておきましょう。

医師の転勤は何歳まで?頻度は?

医師の転勤は、医局に所属している限り年齢を問わず起こり得ますが、頻度には年代による傾向があります。

若手医師は2年前後で異動となるケースが多く見られますが、若いうちに複数の病院で臨床経験を積むのが理由の一つです。また、特定の病院に長く勤務することで経験が偏るのを避ける、教育的な目的もあります。

30代後半〜40代前半になると、異動の頻度は徐々に減少傾向です。さらに40代半ば〜50代になると、医局内での役職や管理職就任などをきっかけに勤務先が固定されることもあります。特段の事情がなければ、その病院で定年まで勤め上げるケースも珍しくありません。

このように、転勤との向き合い方は年代によって変わってきます。年代ごとに意識しておきたいキャリアの考え方については、以下の記事でも詳しく解説しています。

30代医師の転職方法は?キャリアアップを成功させるコツも解説
40代医師の転職事例まとめ|おすすめの選択肢や失敗しないコツも解説
50代医師は転職できる?体力・年収・専門性で選ぶ後悔しない転職先

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医師の転勤で確認しておきたい4つのポイント

転勤は負担も伴う一方で、多様な症例を経験できるといったメリットもあります。とはいえ、実際に転勤するとなれば、住まいの見通しや各種手続きなど、確認しておきたいことは少なくありません。

ここでは、医師の転勤で押さえておきたい4つのポイントを解説します。

  1. 転勤先による年収の変動
  2. 転勤にかかる費用と支給される手当
  3. 住まいと住宅ローンの見通し
  4. 各種手続きのスケジュール

それぞれの項目について、詳しく見ていきましょう。

1. 転勤先による年収の変動

医局員の給与は勤務先の給与体系に準じるため、公立・私立・独立行政法人などの設置主体によって年収は上下します。大学病院から民間の関連病院へ移る際に給与が上がるケースもあれば、民間病院から国公立の病院へ移る際に下がるケースもあります。

一方で、注意しておきたいのが退職金の扱いです。医局人事による異動であっても、異動先の法人が異なる場合は形式上の退職・再入職となり、勤続年数は原則リセットされます。

退職金の支給条件を満たしにくくなる場合がある点は、あらかじめ知っておくとよいでしょう。取り扱いは医療機関によって異なるため、気になる場合は事前の確認をおすすめします。

2. 転勤にかかる費用と支給される手当

転勤にはさまざまな費用がかかるため、支給される手当をあらかじめ確認しておくことが大切です。引っ越し費用の補助が出るかどうかは勤務先の規程によって異なり、一律に期待できるものではありません。

転勤する場合は、以下のようなコストが発生する可能性があります。

  • 新居の敷金・礼金
  • 引っ越し費用
  • 家具・家電の買い替え費用
  • 自動車(地方勤務の場合)

単身赴任の場合は、これらに加えて二拠点生活のコストもかかってきます。事前にどこまで費用がかかり、どこまで補助されるのかを勤務先に確認しておきましょう。

3. 住まいと住宅ローンの見通し

医師の転勤は次の転勤先や時期を予測しづらく、住宅購入のタイミングを判断しにくいという悩みを抱える医師は少なくありません。30〜40代は住宅購入を検討し始める年代と重なりやすく、直面しやすい問題といえます。

住宅を購入した場合、転勤のたびに家を貸し出すか単身赴任にするかの判断が必要になります。一方、購入せずに賃貸へ住み続ける場合は、住居費を払い続けても資産としては残りません。

住宅ローンの組み方や控除の要件は個々の状況によって異なるため、判断に迷う場合は専門家に相談しながら検討しましょう。

4. 各種手続きのスケジュール

転勤が決まると、仕事の引き継ぎ以外にもやるべきことが多くあります。

  • 家探し
  • 引っ越し準備
  • 住所変更などの手続き
  • 保育園・学校の転校手続き

これらは異動先が決まってから短期間にまとめて対応する必要があり、特に子どもがいる家庭では負担が大きくなりがちです。学校や保育園の空き状況によっては、希望どおりの転校・転園先が見つからないことも少なくありません。

なかでも4月の異動は、新大学生や新社会人が動く時期と重なるため、早めの対応が必須となります。異動先が固まる前でも進められる準備はあります。家族の協力や職場への相談も含めて、早めに動き出しておくと安心です。

転勤のない働き方にはどんな選択肢がある?

転勤のない働き方にも、いくつかの選択肢があります。ただし、医局人事による異動を避けたい場合は、医局を介さない常勤先へ転職することも選択肢です。法人規模が大きい医療機関や病院グループでは系列内の異動が生じる場合もあるため、入職前に異動の有無や範囲を確認しましょう。

具体的な選択肢としては、以下のとおりです。

  • 医局に申し出て異動する必要のない関連病院に人事を固定してもらう
  • 医局を退局して転職する
  • 開業する

症例数や専門医資格の維持のしやすさ、収入の安定性、キャリアの積み上げ方などは働き方によって異なります。そのため、自分が何を優先したいかを整理したうえで選ぶことが大切です。

転勤の繰り返しに不満を感じているなら、このような選択肢を含めて転職エージェントに相談してみるのも一つの方法です。

退局を検討する際の具体的な判断軸については、以下の記事で詳しく解説しています。

医局を辞めるタイミングは?専門医取得への影響や円満退局の手順も解説

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転勤生活を見直して働き方を変えた医師の事例

転勤の負担を機に、働き方そのものを見直した医師も少なくありません。ここでは、医局人事による転勤をきっかけに転職し、理想の働き方を実現した2つの事例を紹介します。

  1. 医局人事の転勤から抜け出して年収アップを実現
  2. 親の介護を機にUターン・当直なしで年収2,000万円

転勤に悩んでいる場合、このような事例が今後を考えるヒントになるかもしれません。キャリアの方向性を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

事例1. 医局人事の転勤から抜け出して年収アップを実現

【転職前】
・診療科目:消化器内科
・年収:1,200万円
・働き方:週5日勤務/当直月3回/静岡県(単身赴任)

【転職後】
・診療科目:消化器内科
・年収:1,300万円
・働き方:週4日勤務/当直なし/東京都(家族と同居)

消化器内科専門医のO・A先生は、大学病院に残り、結婚後も夫婦で臨床経験を積み重ねてきました。転機となったのは、医局人事による静岡県への異動です。単身赴任で家族と離れて暮らす生活に限界を感じ、転職を決意しました。

そこでメクキャリエージェントに相談し、円満退局の段取りも含めてサポートを受けながら転職活動を進めました。転職後は都内で週4日勤務・当直なし・オンコールなしを実現。単身赴任を解消し、世帯収入も増加しています。

▼事例の詳細はこちら
【医局に縛られない働き方】週4日勤務・当直なし・単身赴任解消で家族との時間も収入も充実|メクキャリエージェントの転職事例

事例2. 親の介護を機にUターン・当直なしで年収2,000万円

【転職前】
・診療科目:神経内科
・年収:1,600万円
・働き方:常勤週4日+非常勤週1日/当直・オンコールあり

【転職後】
・診療科目:内科全般+もの忘れ外来
・年収:2,000万円
・働き方:常勤週5日/当直・オンコールなし

神経内科専門医のN先生は、関西圏の大学病院医局に所属し、医局人事によって大阪・京都・兵庫を転々とする生活を続けていました。年収は1,600万円ありましたが「時間単価に換算するとかなり安く、満足はしていなかった」といいます。

70代の両親の介護が現実味を帯びてきたことをきっかけに、地元へ戻って親を支えられる働き方を模索し始め、転職を決意しました。メクキャリエージェントへの相談を通じて希望条件を整理し、退局の進め方のアドバイスを受けながら転職活動を進めていきました。

転職後は当直・オンコールなしの働き方を実現し、年収も1,600万円から2,000万円にアップしています。神経内科専門医としての臨床経験も維持しながら、実家の近くで生活できる環境を手に入れた事例です。

▼事例の詳細はこちら
年収2,000万のUターン転職!40代神経内科専門医が1,600万から当直なしで収入を上げた成功例|メクキャリエージェント転職事例

医師の転勤に関するよくある質問

最後に、医師の転勤に関するよくある質問に回答します。

  • 県外に転勤になることはある?
  • 転勤のない病院はどうやって探せばいい?

転勤の範囲や有無について詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

県外に転勤になることはある?

医局の転勤で県外に異動になることはあります。ただし、異動先は基本的に同一都道府県内〜近隣県の関連病院の範囲で検討される傾向があり、まったく縁のない地域に突然派遣されるケースは多くありません。

一方で、医局の関連病院ネットワークには遠隔地の病院が含まれることもあり、そうした派遣が地方・へき地の医療体制を支えているのが実情です。

転勤範囲は医局によって差があるため、入局前や希望調査、面談のタイミングで確認しておくと、今後の見通しを立てやすくなります。県外の可能性がどの程度あるかは、実際に所属する医局に直接聞いておくのがよいでしょう。

転勤のない病院はどうやって探せばいい?

転勤のない病院を探すなら、求人票や面接の場で異動の範囲を確認し、内定時に労働条件通知書で最終確認することが基本です。

ただし、法人規模が大きい病院やクリニックグループの場合は、系列内での異動が発生することもあります。自分一人で見極めるのが難しいと感じる場合は、転職エージェントを活用して条件を整理してもらうのがおすすめです。

医師の転勤に悩んだら働き方の選択肢を確かめてみよう

本記事では、医師の転勤が多い理由や転勤の頻度、確認しておきたいポイントについて解説しました。医局に所属している限り、転勤を完全に避けることは難しいのが実情です。しかし、医局を離れて働き方を見直すことで、医局人事による異動・転勤を前提としない働き方を選べる場合もあります。

年収や環境を維持したまま転勤のない働き方を実現できるかどうかは、一概にはいえません。転勤に悩んでいる方や働き方を見直したいと感じている方は、メクキャリエージェントに相談してみてはいかがでしょうか。

メック模試でおなじみのMECが運営するメクキャリエージェントでは、希望条件の整理から円満な退局のサポートまで、状況に合わせたオーダーメイドの転職支援を提供しています。転職するか迷っている段階でもご相談いただけますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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